優希合同会社

代表挨拶

障害者雇用といえば法定雇用率という「義務」で語られる場面が多いように思います。

ですが、義務で仕方なく雇用するのでは、人手不足という意味からも人件費という意味からもあまりにも勿体ないと思います。

うまく適性を活かして必要な仕事が出来る方。こういう方の雇用が出来たら企業側としても効率的ですし、働く側としても働き甲斐を感じられます。

当社では企業側と応募者側の双方にとってメリットのある、ハッピーな雇用を増やすためのお手伝いをしたいと思っています。



この先は私が当社を設立した経緯のお話です。

私の身近な人に発達障害のある人がいます。

正式な診断名は難解な名称ですが、一種の自閉症と考えていただくのが分かりやすいと思います。手帳(精神障害者保健福祉手帳)を持ち、通院と服薬をしながら生活しています。二次障害(発達障害が原因で精神的な不調を抱えること)もあります。


その人は転職を繰り返してはいるものの、クローズ(会社に障害については話さない一般枠での雇用)で通算では会社員を20年以上勤めています。

それだけ長く会社員を務められているような人でも、通院先の医師に「私も生きづらいです」と訴えたことがあるそうです。

発達障害のある人は、周囲とのギャップに苦しみ、人間関係がうまくいかず、自己肯定感が低く、「生きづらさ」を抱えていることが多いと言われています。

すると医師は、「でもあなたは仕事が出来ているから。仕事が出来ている、お給料が入ってくるという安心感はとても大きいものですよ」と答えたそうです。


そんなに単純なものではないようにも思ったのですが、それでも仕事が出来ているということや定期的にお給料が入ってくるということが安心感や自己肯定感につながるというのは事実だと思います。

障害がない人だって同様ではないでしょうか。


もちろん、障害者は健常者と違う部分はあります。出来ないこともあります。

ですが、障害者であってもなくても、一生懸命働く人もいれば働かない人もいます。

また、発達障害のある人の特性として空気を読んで暗黙の了解を理解する力が弱いと言われますが、空気を読むのも良し悪しです。私は長い会社員生活の中で、「空気を読んで手を抜く」ことがうまい人達をたくさん見てきました。


ところで私は日本企業でも外資系企業でも働いてきて、やはり外資系企業の方が個人主義・成果主義だと感じています。

そしてこの個人主義・成果主義というのは、発達障害の人には意外と働きやすい職場なのではないかと思いました。分からないことは曖昧にせずに確認し、自分の仕事はきっちりやるという発達障害の特性は、外資系企業にフィットするのではないかと思います。

ところが外資系企業を主な紹介先としている人材紹介会社はあまり見当たりませんでした。

また外資系企業の場合、応募者(求職者)の側は英語について不安になることが多いようですし、企業側は本社への説明に困ることが多いようです。


そのような話を聞く中で、思い立ちました。

「外資系企業と発達障害者をつなぐ会社があればいいと思うなら、自分で作っちゃえばいい」

と。


その後、個を大事にする働き方というのは、別に資本の内外で区別されるわけではないと思うようになりました。日本企業であっても特に海外とのやりとりの多いマルチカルチャーな会社においては、違いがあることが受け入れられやすいように感じ、日本企業の中でもグローバルビジネスを展開されている企業もご紹介先として対象とさせていただくようになりました。


事業開始以来、考えていたことが出来る喜びと共に、想定と違ったと思うような壁にもぶつかってきました。でも、常に個々の状況におけるベストを目指し、丁寧に柔軟に対応していきたいと思っています。


ダイバーシティ。インクルーシブネス。
得意を生かして活躍できる社会に。